GAS AMPZILLA ⅡA. 2台目修理記録
平成16年10月22日到着    10月27日完成
寸評
   GAS-AMPはIQ??の天才が設計した・・・・・・ とか言われているが、このAMPの使用には十分な注意が必要です。
   特に、SP接続リレーが無いので、安定までの間(5分くらい)はSPのボイスコイルに電流が流れますので、
   ネットワークの無いのは注意
A. 修理前の状況
  • メーターのランプが暗くなっています、何が原因か左右の動きが違う時がありました。
    空冷ファンが時折止まりそうに鳴り時がある。
    入力端子と出力端子及び前面ヒューズ端子の接点がよくありません。
    輸入元に修理依頼をしましたが、トランジスターの不良で代用品の手配が出来ない為修理不能と返却された。

B.原因
  • 各部経年劣化

C.修理状況
  • 電解コンデンサー交換
    半固定VR交換
    配線手直し、補強
    経年劣化による各部ハンダ補正
    OP-AMP交換
    SP端子交換
    RCA端子交換
    VUメーター表示ランプ交換

D.使用部品
  • 半固定VR                  8個
    電解コンデンサー             34個
    フイルムコンデンサー            2個
    SP端子                    4個
    OP-AMP                 4個
    RCA端子                   2個
    VUメーター表示ランプ           6個
    ダイオード 1個

E.調整・測定

F.修理費                 95,000円
                        お馴染みさん価格。

S. GAS AMPZILLA の仕様(マニアル・カタログより)

A. 修理前の状況
A1.遂に、あこがれの、ここからの修理不能機器が来た!
A2.点検中  清掃後上から見る
A3.点検中 下からフアンの埃見る
A4.点検中 剥けた電源コード
A5.点検中 SP端子比較
A6.点検中 RCA端子比較
C. 修理状況
C1A. 修理前 A側-AMP基板
C1A1. 修理前 A側-AMP基板 頭のビニールの剥けた電解コンデンサー
C1A2. 修理前 A側-AMP基板 「ヒビ」の入ったフイルムコンデンサー
C1B. 修理後 A側-AMP基板 電解コンデンサー15個交換(高いノンポール電解コンデンサーを使用したので2個→1個)、
           半固定VR4個、フイルムコンデンサー1個、撮影後OP-AMP2個交換(以下同じ)
C1C. 修理前 A側-AMP基板裏
C1D. 修理(半田補正)後 A側-AMP基板裏 全ハンダやり直す
C1E. 完成A側-AMP基板裏 不要なフラックスを取り、洗浄する
C2A. 修理前 B側-AMP基板
C2A1. 修理前 A側-AMP基板 頭のビニ-ルの剥けた電解コンデンサー
C2B. 修理後 B側-AMP基板 電解コンデンサー15個交換(高いノンポール電解コンデンサーを使用したので2個→1個)、
           半固定VR4個、フイルムコンデンサー1個、撮影後OP-AMP2個交換(以下同じ)
C2C. 修理前 B側-AMP基板裏
C2D. 修理(半田補正)後 B側-AMP基板裏 全ハンダやり直す
C2E. 完成B-AMP基板裏 不要なフラックスを取り、洗浄する
C3A. 修理前 A側-終段基板
C3B. 修理(半田補正)後 A側-終段基板 全ハンダやり直す
C3C. 完成A側-終段基板裏 不要なフラックスを取り、洗浄する
C4A. 修理前 B側-終段基板
C4B. 修理(半田補正)後 B側-終段基板裏 全ハンダやり直す
C4C. 完成B-終段基板裏 不要なフラックスを取り、洗浄する
C5A. 修理前 終段TR(トランジスター)A側
C5B. 修理後 終段TR(トランジスター)A側 清掃・増締後
C5C. 修理前 終段TR(トランジスタ-)B側
C5D. 修理後 終段TR(トランジスター)B側 清掃・増締後
C6A. 修理中 フアン回りの埃、一応上から「掃除機+刷毛」で掃除したのにこの有様!
C6B. 修理後 フアン回り
C7A. 修理後SP端子
C7B. 修理後 RCA端子
C8A. 修理前 VU-AMP基板
C8B. 修理後 VU-AMP基板 電解コンデンサー4個交換(高いノンポール電解コンデンサーを使用したので2個→1個)
C8C. 修理前 VU-AMP基板裏
C8D. 修理(半田補正)後 VU-AMP基板裏 全ハンダやり直す
C8E. 完成VU-AMP基板裏 不要なフラックスを取り、洗浄する
C9A. 修理中 不良の電源コードを15Cm詰める 電解コンデンサーを外さないと交換出来ない
C9B. 修理後  不良の電源コードを15Cm詰める
CAA. 交換部品
CAB. 調整中
CBA. 修理前 上から見る
CBB. 修理後 上から見る
CCA. 完成 前から見る
CCB. 完成 後から見る
CCC. 完成 前上から見る
E. 調整・測定
E1. 出力/歪み率測定・調整
E2A. SP電圧40V=200W出力 0.07%歪み 1000HZ
E2B. SP電圧40V=200W出力 0.06%歪み 400HZ
E3. その時の本体VUメータ=200W
E4. 240WくらいでオーバーロードLED表示
E5.完成  24時間エージング
E6. 完成  ランプ交換後 24時間エージング
S. GAS AMPZILLA の仕様(マニアル・カタログより)
型式、価格 ステレオパワーアンプ AMPZILLA 価格¥499,000. (株)バブコ
実効出力(両ch駆動、20Hz~20kHz) 350W+350W(4Ω負荷)、 200W+200W(8Ω負荷)、 125W+125W(16Ω負荷)
全高調波歪率 0.15%以下(4Ω負荷)、 0.05%以下(8Ω、16Ω負荷)
混変調歪率 0.15%以下(4Ω負荷)、 0.05%以下(8Ω、16Ω負荷)
入力感度 1.6V R.M.S.(定格出力時8Ω負荷)
入力インピーダンス 75kΩ
周波数特性 4Ω負荷    =20Hz~20kHz ±0.2dB、 1Hz~100kHz ±2dB
8Ω、16Ω負荷=20Hz~20kHz ±0.1dB、 1Hz~100kHz ±1dB
立ち上がり特性 2μsec(8Ω負荷、最大出力時、20kHz)
スルー・レイト 40V/μsec
ダンピング・ファクター 150(20Hz~1kHz)
ノイズレベル 100dB以上(最大出力時)、 112dB(RFフィルター挿入時)
外形寸法 幅445×高さ178×奥行229mm
重量 22.7kg
                      zilla2a2-1i
ここに掲載された写真は、修理依頼者の機器を撮影した者です、その肖像権・版権・著作権等は、放棄しておりません。  写真・記事を無断で商用利用・転載等することを、禁じます。
 Copyright(C) 2019 Amp Repair Studio All right reserved.