Technics 30A(EAA−2008) 修理記録
寸評 この修理の様に、結合コンデンサーを交換すると、立ち上がり、立ち下がりが早くなり、高域が尖ります
 平成14年6月1日到着  7月10日完成
  1.  修理前の状況
    6X4のヒータは点灯しますが、12AX7のヒータがすべてつきません。当然ですが左右どちらも音がでません。

  2.  原因
    ヒータ回路整流ダイオード焼損

     
  3.  修理状況
    ペーパーコンデンサー交換
    電源電解コンデサー増量
    経年劣化による各部ハンダ補正

     
  4.  使用部品
    メタライズド・フイルムコンデサー
    整流ダイオード
    電解コンデンサー
    抵抗

  5.  修理費   46、000円    通常修理

  6. Technics 30A の仕様(マニアル・カタログより)
1. 低音トーンコントロール基盤修理
2. 高音トーンコントロール基盤修理
3. 高音、低音トーンコントロール基盤半田補正
4. メイン基盤修理
5. パネル清掃
6. 完成下から見る
7. 完成上から見る
8. 出力/歪み率測定・調整
9. 出力測定  2V 歪み率0.06%  AUX入力=右下オシロ=1000HZ
   左=黒針=下、右=赤針=上
10. 出力測定  2V 歪み率0.05%  AUX入力=右下オシロ=400HZ
   左=黒針=下、右=赤針=上
11. 出力測定  2V 歪み率0.05%  MM入力=右下オシロ=1000HZ
   左=黒針=下、右=赤針=上
12. 出力測定  2V 歪み率0.06%  MM入力=右下オシロ=400HZ
   左=黒針=下、右=赤針=上
13. 交換部品
14. 24時間エージング
S. Technics 30A の仕様(マニアル・カタログより)
型式 管球式プリアンプ EAA-2008→SU-2008→SU-30A→Technics 30A
入力感度/インピーダンス Phono1、2=1.2mV/47kΩ
Tuner1、2=70mV/150kΩ
AUX1=0〜70mV調整可能/70kΩ
AUX2=70mV/150kΩ
Tape Head 9.5cm、19cm=1.6mV/470kΩ
MIC=1.4mV/47kΩ
最大許容入力
(1kHz、歪率0.1%)
Phono1、2=400mV
Tuner1、2=50V
AUX1、2=50V
Tape Head 9.5cm、19cm=500mV
MIC=400mV
テープモニター(定格出力時) Rec out=70mV/500Ω
Playback=70mV/150kΩ
Rec/Play(DIN)=70mV/90kΩ、150kΩ
出力レベル/インピーダンス 15V/500Ω(最大出力)
SN比(IHF、Aネットワーク)
      入力ショート/入力オープン
Phono1、2=64dB以上/58dB以上
Tuner1、2=75dB以上/70dB以上
AUX1、2=75dB以上/70dB以上
Tape Head 9.5cm=63dB以上/50dB以上
Tape Head 19cm=63dB以上/51dB以上
MIC=63dB以上/55dB以上
全高調波歪率(1kHz) 0.1%以下
周波数特性 Phono1、2=RIAA標準カーブからの偏差±0.3dB以内
Tuner1、2=5Hz〜50kHz、±0.5dB
AUX1、2=5Hz〜50kHz、±0.5dB
Tape Head 9.5cm=NAB9.5cmカーブからの偏差±0.5dB(調整可能)
Tape Head 19cm=NABカーブ19cmからの偏差±0.5dB
MIC=10Hz〜50kHz、+0 -1dB
使用半導体 トランジスタ=2SB126=1個
真空管. 12AX7=8個、6X4=1個
ダイオード. SW-1-01=4個
TR(トランジスター). 2SB126=1個
電源 AC100V、50/60Hz
消費電力 35VA
外形寸法 幅420×高さ150×奥行250mm
重量 7.6kg
価格 \74,000(1968年3月発売)、 \79,500(1970年頃)
                          a-30a-e
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