CR DEVELOPMENTS WOODHAM 2.0修理記録
2020/8/16到着   8/29完成
A. 修理前の状況
  • Lチャネルの音が割れる。
    Rチャネルも本来の真空管300Bの音ではないと思います。
    当方、トロイダルトタンスが気に入りロイダルトタンスを使った 機種を主に使用しています。
    以前から、真空管アンプに興味があり2、3入して聴いていましたが、今回、真空管300B搭載でトロイダルトタンスの機種がヤフオクに 出品されており少し無理をして入手しました。
  • 工房注記。
    トロイダルトタンスが他のトランスに比べ優れて電気的特性でいるのは、規格(容量)が同一の場合です。
    購入金額が決定している場合、トロイダルトタンスは高価なので、他のトランスは容量の大なのが使用できるので、単純な比較にはならない。

B. 原因
  • 1部、部品劣化。
    オーバーホール修理依頼でしたが、見積・点検+バラック修理に変更。


C. バラック修理

E. 調整・測定

F. 修理費  50,000円   通常修理。
                    特別にHP製作。
                    但し、真空管は別途支給です。

Y. ユーザー宅の設置状況

S. CR DEVELOPMENTS WOODHAM 2.0 の仕様(マニアルより)

A. 修理前の状況。画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
A1. 点検中  ボンネットを付け、前右から見る
A2. 点検中  ボンネットを付け、後左から見る
A3. 点検中  輸送等にはボンネット下にテープを貼ると良い
A11. 点検中 前から見る
A12. 点検中 前右から見る
A13. 点検中 後から見る
A14. 点検中 後左から見る
A21. 点検中 上から見る
A22. 点検中 真空管を抜き、上から見る
A31. 点検中 下前から見る
A32. 点検中 下前左から見る
A33. 点検中 下後から見る
A34. 点検中 下後右から見る
A35. 点検中 下から見る
A36. 点検中 下蓋が凹んでいる
A41. 点検中 下蓋(パネル)を取り、下から見る
A42. 点検中 突入電流抑制のサミスター。
A51. 点検中 SP接続端子。
A52. 点検中 SP接続端子。 WBT−0730PL使用可能。
A61. 点検中 入力RCA端子郡。
A62. 点検中 入力RCA端子郡。テフロン絶縁RCA端子に交換可能。 WBT−0201は定価で工賃込み。
A71. 点検中 真空管300B。
A72. 点検中 真空管300B。
A81. 点検中 前段真空管。左から12AX7、12AU7、12AU7 2本目。
A82. 点検中 前段真空管。左から12AX7、12AU7、12AU7 2本目。
C. 見積・点検+バラック修理。画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
C11. 修理前。 メイン基板。
C12. 修理前 R側300Bヒーター整流部。
C13. 修理前 L側300Bヒーター整流部。
C21. 修理前 入力切替基板裏。
C22. 修理前 入力切替基板裏。レベル調整抵抗増設。
E. 測定・調整。画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
E0. 出力・歪み率測定・調整、 100Vで測定。
    「見方」。
   上段中 右側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
        表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   上段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS8202(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段中 左側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
        表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   下段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS6062(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段左端 オーディオ発振器 VP−7201A より50Hz〜100kHzの信号を出し(歪み率=約0.003%)、ATT+分配器を通し、AMPに入力。
          よって、ダイアル設定出力レベルより低くなります。測定機器の仕様や整備の様子はこちら、「VP−7723B」「VP−7201A」。 FFT画面の見方はこちら。
E1. 50Hz入力、R側SP出力電圧7.4V=6.8W出力 2.6%%歪み。
             L側SP出力電圧7.4V=6.8W出力 2.6%歪み。
            「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E2. 100Hz入力、R側SP出力電圧7.5V=7W出力 1.5%歪み。
              L側SP出力電圧7.5V=7W出力 1.5%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E3. 500Hz入力、R側SP出力電圧7.5V=7W出力 1.02%歪み。
              L側SP出力電圧7.5V=7W出力 1.05%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E4. 1kHz入力、R側SP出力電圧7.5V=7W出力 0.93%歪み。
             L側SP出力電圧7.5V=7W出力 0.95%歪み。
            「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E5. 5kHz入力、R側SP出力電圧7.5V=7W出力 1.5%歪み。
             L側SP出力電圧7.5V=7W出力 1.5%歪み。
            「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E6. 10kHz入力、R側SP出力電圧7.5V=7W出力 3.4%歪み。
              L側SP出力電圧7.5V=7W出力 3.4%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E7. 20kHz入力、R側SP出力電圧6.5V=5.3W出力 1.12%歪み。
              L側SP出力電圧6.5V=5.3W出力 1.15%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=100kHz、右=500kHz。
E8. 完成 24時間エージング。 右は MICROSEIKI RY−5500U. 14台目
Y. ユーザー宅の設置状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
Y1. 設置状況、 正面から見る。
S. CR DEVELOPMENTS WOODHAM 2.0の仕様(マニアルより)
型式 管球式プリメインアンプ
定格出力 出力7W+7W
出力インピーダンス 0.5Ω以下(8Ω)
入力 ライン入力×5系統
使用真空管 WE300B、12AU7、12AX7
出力インピーダンス 4Ω、8Ω
電源電圧 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 130VA
外形寸法 W(幅) : 425 mmH(高さ) : 220 mmD(奥行) : 350 mm
重量 13.5 kg
価格 発売時期 2006年7月
                      woodham_13
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