Pioneer M−22 修理記録
平成14年10月20日到着   11月2日完成
A. 修理前の状況
  • 修理前の状況
    ヤフー・オークションで以前より欲しかった、M-22を落札したのですが、
    音が歪みぽいので下のパネルを開けてみたら、リレー部分を改造してあるみたいです

B. 原因
  • 修理でなく、壊してある
C. 修理状況
  • 終段TR(トランジスター)交換
    SP接続リレー交換
    メインAMPバイアス/バランス半固定VR交換
    メインAMP初段TR(トランジスター)交換
    結合コンデンサー交換
    プロテクト回路修理
    配線手直し、補強、各基板半田補正

D. 使用部品
  • 終段TR(トランジスター)              8個
    SP接続リレー                    2個
    メインAMPバイアス/バランス半固定VR   4個
    メインAMP初段TR(トランジスター)交換     4個
    結合コンデンサー交換               8個
    抵抗                          4個
    サイリスター                      1個
    SP端子(中古)                    2個
E.調整・測定


F. 修理費   65,000円   <<オーバーホール修理>>

A. 修理前の状況
A−1. 修理前、下から見る
A−2. 修理前 電源フューズが溶断したので、替わりに「ハリガネ」が巻き付けてある
A−3. 修理前 プロテクト回路が死んでいるので、SP接続リレーをフューズで接続=R側
A−4. 修理前 プロテクト回路が死んでいるので、SP接続リレーをフューズで接続
          さらにフューズが飛んだのでハリガネ接続=L側
A−5. 修理前 バラックでの出力測定 左=18V=40W 歪み率=1.5%  1000HZ バイアスはかなりB級に近い
A−6. 修理前 バラックでの出力測定 左=18V=40W 歪み率=3%  400HZ バイアスはかなりB級に近い
C. 修理状況
C−1. 修理前 L側ドライブ基板
C−2. 修理後 L側ドライブ基板
C−3. 修理前 L側ドライブ基板裏
C−4. 修理後(半田補正) L側ドライブ基板裏
C−5. 修理前 R側ドライブ基板
      写真紛失
C−6. 修理後 R側ドライブ基板
C−7. 修理前 R側ドライブ基板裏
      写真紛失
C−8. 修理後 R側ドライブ基板裏
C−9. 修理後 R側終段TR(トランジスター)
C−10. 修理後 R側終段TR(トランジスター)
C−11. 修理前 SP接続端子
C−12. 修理後 SP接続端子交換後
C−13. 修理後 SP接続リレー
C−14. 修理後 上から見る
C−15. 交換部品
      写真紛失
E. 調整・測定
E−1. 修理前 出力、歪み測定
E−2. SP出力=18V=40W 0.12%歪み 1000HZ 右下オシロ=入力1V
E−3. SP出力=18V=40W 0.12%歪み 400HZ 右下オシロ=入力1V
E−4. 完成、24時間エージング
到着後のユーザーのメール
早速システムにセットし、電源を入れました。
スイッチを入れ「カチッ」しばらくして「カチッ」アンプ本来の音がして顔がほころびました。
音の方ですが修理前に比べ、ほこりっぽさが消えクリアーそのもの
スピーカーからの音離れが良く、スピード感、繊細感など修理前とは全然違います。
2時間位のエージングでボーカルの艶や高域の切れの良さも増しててきました。
最初、¥65,0000ーは少々痛かったのですが、今の音を聞き入っていたら全然苦になりません!
これからM-22を長く愛用していきたいと思います。
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